タートルアイランドでウミガメの産卵見学まとめ|コタキナバルツアー

2012年の3月の暮れに、「タートルアイランド」と呼ばれるセリンガン島に行きました。
夜のビーチで、ウミガメの赤ちゃんが土から這い出て海へ旅に出る様子が見られます。
手足をバタつかせて必死に海へと向かう姿がキュートでした。
セリンガン島への移動編
2012年の3月21日~3月30日までボルネオ旅行で、基本的にはコタキナバルに滞在していました。
セリンガン島へは移動が必要
- コタキナバル空港 → サンダカン空港
- サンダカン → ボートでセリンガン島
というルートです。

サンダカンの船乗り場での出来事
サンダカン空港へ降りたあと、港に移動しました。
港には、漁師さんらしき人が2人。その内の1人が、コーデュロイ・パンツを履いていました。
「カンカン照りで暑いのに履くの?」と思ったけど、似合ってて格好良かったです。

サンダカンからボート
サンダカンからタートルアイランドへ行くボートは、小さくて早くて楽しかったです。
10人乗りぐらいの大きさで屋根付き。ヤマハの115馬力のモーター搭載で、全体的にレトロ(ボロい)。

時速は40㎞ほどですが、体感的には150キロ超えてます。
ポンコツで小さいながらも猛スピードで進んでいく様は圧巻でした。
全員で盛り上がっているうちに、タートルアイランドに着きました。

セリンガン島とは?
セリンガン島は、タートルアイランドというあだ名の通り、ウミガメがたくさん訪れる島です。
ウミガメの産卵地として、WWF(世界自然保護基金)が世界一と認めているとのこと。
毎日たくさんのウミガメが海からこの島へ帰ってきて、出産します。
また、毎日たくさんの子どもウミガメがここから海へと旅立ちます。
なんとロマンチックな。
マレーシア政府はこの島を大切にしている
この神秘的な島は、マレーシア政府により慎重に保護されています。
例えば、
- 1日150人の入島制限がある
- 宿泊できるのは50人~75人くらい
- 入ってはいけないエリアが柵で囲まれている
ウミガメが産卵して、育てて、海へ旅に出て…がメインの場所なので、制限が厳しいのはしょうがないです。

タートルアイランドの雰囲気
セリンガン島は、と〜っても、静かです。
ミニマムサイズで周りは海、無人島という状況を考えれば当然です。
島は小さく、1時間もあれば1周できます。
この島にいるとき、気分が落ち着き、癒されました。

食べ物持参した方がいいと思います
この島は、ツアー客以外は来れません。
朝・晩ともにビュッフェなのですが、みんないっぱい食べるので、用意された量では足りません。
食べ物と飲み物が買える売店がありますが、買う気が失せる値段でおやつ1個しか買えませんでした。
食糧不足対策のため、食べ物の持参をおすすめします。
Wi-Fiがない
ウミガメが見られるのは夜のみ。
昼に到着し、夕飯までずっとフリータイムです。
時間を潰すのに苦労しました。
島にはWi-Fiがなく、ネットがつながりません。
島内観光ができる
空き時間は、島を周れます。
海や植物をたっぷり見れます。


博物館がある!
島内にはウミガメの情報や展示物が飾られているミニ博物館があります。
ここで30分ほど時間を潰せます。
シュノーケリングができる?
天気が良い日は、シュノーケリングができそうです。
僕が行った日は、残念ながら天候も海も荒れ荒れで、海に入れませんでした。
夕食は全員一緒の時間
夕食は、食堂でみんな一緒の時間に食べました。
丸テーブルに5人くらいで座って食べました。
何が出たのかは覚えていません。
世界一の夕陽
夕陽は圧巻でした。
「これを見るためにここへ来た」と言っても納得できます。
それほど美しい夕陽でした。
老若男女問わず、みんなただただボーっと、ボーッと夕陽を眺めてました。
ウミガメの産卵(神秘的)
夕陽を見たあと、英語でウミガメイベントの説明が行われます。
この島についてのお話やウミガメ鑑賞時の注意事項など説明を受けました。
夜になるとウミガメがやってきた
真っ暗になると、突然、ピッピ―!と笛が鳴りました。
みんな走ってビーチへ行きます。

・・
お母さんウミガメが産んだ卵は、担当者がすぐに取り出し、この島で管理します。



こうやって採集した卵は、厳重に管理されます。

ウミガメの独り立ち
母ウミガメの出産イベントに加え、赤ちゃんウミガメの旅立ちイベントも行われます。
ある程度育った赤ちゃんウミガメが、海へと旅立ちます。

ライトを海の方に照らすと、赤ちゃんウミガメは一目散にそちらへ走り出します。
そうして海へ帰っていくのです。

海へ入ると完全独立。自分で餌を捕まえて生きねばなりません。
Good Luck 。
これにて、タートルアイランドの夜は終了です。
2日目朝ご飯
夜ご飯同様、朝食もみんな同じ時間に食べます。
が、みんなローテンション…
夜遅くまで遊んだのでしょうか?
欧米のおばあちゃんが1名いて、その人だけが喋っていました。
朝の雰囲気が気持ち良い!
タートルアイランドは、朝の静けさが似合います。
気持ち良かったです。

セリンガン島まとめ
これにてタートルアイランドでのひと時は終了です。
このツアーは、オラウータンの保護施設の観光である「セピロックツアー」とセットになっていることが多いです。
5万円くらいで、かなりいい体験ができました。
この旅行に関するメモです
満足度:★★★★★
価格:5万円くらい (サンダカン~タートルアイランド~セピロック)
島のコンパクト感や静かさ、まるで地球の果てに来た感覚など、普段は味わえない気持ちをたくさん味わえました。
サンダカンからの移動のボートは、スピードが速すぎて怖かったです。
ウミガメの産卵や旅立ちは神秘的で、印象に残りました。