みんなにもあるだろう。「ここはオレだけの(私だけの)場所だ!」という所が。
僕にもある。長野県の奥にある大深山遺跡だ。(「おおみやまいせき」と読む。ちなみに本当に山奥にある)

こんな感じの場所です!
だが遠すぎてなかなか行けるものではない。
でもそんな物理的事情とは関係なしに、僕の心は近い。なんちゃって。
まぁ寒いギャグとはお構いなしにタイピングを進めていく。
ちなみに、皆さんも「ここは私だけの場所だ~」ってところがあれば教えて欲しい。
大深山遺跡以上に精神リラックスできる穴場スポットって日本に存在するの?
大深山遺跡のことを知っている人はほとんどいないだろう。
なぜなら、よっぽどもの好きじゃないとあんな所に行かないからだ。
でも僕が物好きかと言われるとそうでもない。
僕はたまたまの縁で、大深山遺跡に行くことになった。
そして、その場所の美しさにすっかり惚れた。
でも残念ながら、もう行くことはないかもしれない。
遠いからだ。
あまりの遠さに、なかなか人が来ず、この場所が世の中から忘れ去られるかもしれない。
それは嫌だ!ということで、この記事を書くことにした。
大深山遺跡とは
大深山遺跡は、長野県南佐久郡川上村大深山にある縄文時代の集落跡だ。
長すぎてよくわからない。このセンテンスをもう少しかみ砕こう。
南佐久郡は、山岳地域にある。

こんな感じで周りは山!
なのでこの辺は土地が高い。
171号線とか普段は国道を走る人にとっては、「えらい高い位置にある道路やな~」という感想を抱くはずだ。
標高1,000メートル以上
その南佐久郡の中に、川上村は存在する。
ここもまた高い。
役場の標高1,185メートル
レタス農業が有名で、村人の60%以上は農業従事者だ、とのこと。
多すぎぃ!
この村は、村という名前の癖にバカでかく、車がないとスーパーへも駅へも行けない。

川上村の人気スーパー、ナナーズ。村人のオアシスだ。
ちなみに当時、ナナーズと同じ敷地内にパタゴニアも出店していた。

パタゴニア クライミング長野・川上
こんな感じで、自然ばっかりなのが川上村だ。
文字通りの田舎である。
そんな川上村の山奥に、大深山遺跡は存在する。
大深山遺跡は言うまでもなく高いところにある。ちなみに、全国にある縄文遺跡の中でも、最も高いところにあるということだ。
戦後、1953年から調査が何回か行われて、竪穴住居跡が50ヶ所、積み石遺構と、数万点に及ぶ土器や石器が発見された。
1966年には国の史跡に指定された、とのことである。
この大深山遺跡、最高に良かった!
大深山遺跡は最高に気持ち良い
現在は2棟の住居が復元されている。
住居の中は下の画像のようになっている。
当時の住居目当てで行くと、「なんだ、こんなもんか!」と思うかもしれない。
でも、ここにきて適当に腰を下ろしていると、それだけで気持ちが良い!
僕は、20代半ばの「人生にちょっと疲れたな」というときにここに来て、「あぁ、なんと気持ち良いところなんだ~」という気分になって、そして帰った。
本当に良いところだ。
2016年当時の大深山遺跡の写真を貼っていく。
Good ENERGY!
グリーンだらけだ。
地面も風景もグリーンでいっぱい。
鳥の声がさえずっている
山に行くような感じ
大深山遺跡は、独特の空気感を持っている。
強いて言えば、山の雰囲気に近い。
山が好きな人はきっと好きだと思う。
ここでピクニックすれば最高!
この場所で、なにかを食べるのは最高だ。
大深山遺跡でランチ。
一生のうちで1回は経験して欲しい。
他のどんなことよりも価値があると思う。
ただちょっと遠い
ここへは、車かバイクがないと行けない。
電車で川上村の駅まで行って、そこから歩く・・・ということも物理的には可能だ。
でも現実的にはかなり難しい。だって駅から歩いても5時間くらい掛かりそうな勢いなんだもん。
というわけで、ななかな行くのは難しい、
周りにもこれといったものがあるわけじゃなく、「わざわざここへ来るために川上村まで来るのもちょっと・・・」という地域である。
ほとんど人がいない
僕は10回以上この場所に足を運んだ。
でも、人と遭遇することは一度もなかった。
川上村の百姓に聞いても、「こんなところみんな行かねぇんじゃねえか」とのことだった。
そういうことで地元の人もここに来ない。
観光の人もここに来ない。というか観光目当てで川上村に行く人はいない。
というわけでここはほとんど人が寄り付きません。
すぐ近くにミニゴルフ場があり、そこでゴルフしている姿は何回か見かけた。
最後に
大深山遺跡は本当に良いところで、「これこそ日本に古くからある土地だな」と思わされてしまう。
その感動は、・・・例えてみると、京都のお寺の庭を見たときのような感じだ。(あれはスゴイよね!)
でも、何度も述べているようになかなか行けるところではない。(遠いから。周りに何もないし)
この場所が今後、どうなっていくのかはわからない。
でも僕は今の状態が好きなので、この場所にちょっとでも長生きしてほしいと思う。
大深山遺跡に感謝を込めて。
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